まず、DOUBLE DEALER(ダブルディーラー)はConcerto Moonのギター、島紀史(G)と当時SABER TIGERの下山武徳(Vo)というボーカリストの二人がメンバーです。
DOUBLE DEALERの結成は2000年。音楽のジャンルとしては、ヘヴィメタルバンド。
DOUBLE DEALERのバンドメンバー
下山武徳(ボーカル)
島紀史(ギター)
三谷耕作(ベース、2000年〜2001年)
木本高伸(ベース、2005年)
小池敏之(キーボード)
磯田良雄(ドラム)
DOUBLE DEALERは結成時から音楽雑誌BURRN!誌編集長、広瀬和生の絶賛を受け、BURRN!誌上で積極的に取り上げられるなどの後押しを得ていた。
DOUBLE DEALERがデビューした後も、広瀬をアルバム製作のスーパーバイザーとして迎えて楽曲製作をしている。
DOUBLE DEALERのデビューアルバムはバンド名そのままで『DOUBLE DEALER』
2000年秋頃、DOUBLE DEALERはシンフォニーXらとヨーロッパツアーを行うなど精力的な音楽活動。
2001年には、DOUBLE DEALERの2ndアルバム『DERIDE ON THE TOP』がリリースされるが、翌2002年、島、下山がそれぞれのバンドに戻るため活動休止。
数年をへた2005年、DOUBLE DEALERとしての活動を再開し、3rdアルバム『FATE&DESTINY』をリリースした。
2007年現在、DOUBLE DEALER活動休止している。
さて、DOUBLE DEALERの音楽性についてですが、その作曲の仕方に今回は注目したいところです。
ギターのリフを中心に曲の構成を決めて、その上にボーカルを乗せて作曲しているというDOUBLE DEALERの作曲方法はボイストレーニングの」ヒントにもなります。
というのは、比較的目立つ、ギターのリフがありきでメロディを乗せていくサ行というのは以外に制約が増えてしまうもの。
その中で作曲を行っていくのは反対に奇をてらうことなく素直な声を乗せる要素にもなりそうです。
メロディに引きづられて本来の声の魅力を引き出せなかったり、フレーズのクセがしみついて歌にバリエーションがなくなってしまったりという、危険を回避するヒントがここにありませんか?
DOUBLE DEALERの場合はディープ・パープル、レインボー、イングヴェイ・マルムスティーン、中間英明や森川之雄在籍時のANTHEMなどの影響を感じさせる音楽性であるようですが、かっこいいギターの音にかっこいいこえという音を乗せていく手法はボイストレーニングにも生かせるはずです。