ミックスボイスとハーフトーン
ミックスボイスとハーフトーン。まあ同じことをさしていますね。発声の方法にはいくつかの分け方があって歌だけでなく普段の話し声にもつかっている地声と、反対に裏声(ファルセット)というのがまずあります。その中間に位置する発声方法がミックスボイス、またはハーフトーンというわけです。ミックスボイス・ハーフトーンを身につけることで歌の幅が広がります。地声の音色に聞こえつつも高い声をだせ、しかも裏声のように喉への負担を与えない方法です。ミックスボイスとハーフトーンはぜひものにして欲しい発声方法ですね。ボイストレーニングの下地ができたら挑戦していただきたいと思います。
地声の場合、そのまま歌に使えないことが日本人の声ではほとんどです。カラオケにいって歌を唄う時だけ声が変わる人も多いのではないでしょうか?発声方法を話すときと歌を唄うときに変えてしまっているのですね。正しく美しく、歌詞がよくわかる響きのいい声になるのであればいいのですが、残念ながら歌唱中の歌声は喉を締め付け、声帯にフランを与える方法によって作られた声になってしまうことが多いようです。浅い息で体を使わない話し声に慣れているわたし達は歌の発声練習を特に意識していかないといけませんね。
地声でもすばらしい歌は唄えるはずなのです。透明感のある人もいれば、(ジョアン・ジルベルトとかポール・サイモンの声なんかすばらしいですね)太い声の人もいる(ブルースシンガーの声のなんと響くことか!)のですから、あなたのオリジナルの声を最大限に生かして使ってあげなければ損です。音楽をやるということは自分自身を魅せていく作業ですよね?素のあなたの声に自身を持っていくべきです。本来の声を引き出す方法がボイストレーニング方法というわけですが。
さて地声の反対にある裏声はファルセットとも言われていますね。
これまたなれないうちは浅いか細い音にしかなりません。本当は強く速い息が必要なファルセットも逃げていては出せません。ファルセットについてはまた別の機会に詳しくいきたいと思います。
ミックスボイスとハーフトーンの話に戻しますが、ミックスボイスとハーフトーンを身に付けるにはやはり裏声、地声の2つの発声ができていないと難しいはずです。ダメなものを混ぜたところでタカが知れています。ボイストレーニング方法としてはまずは地声で発声を始めてだんだん高い音にしていく。そしてもう高くて地声では難しいという音でファルセットに切り替えます。最初のうちは急に切り替えるのが明らかにわかってしまいます。自然にスムーズに地声から裏声への以降ができるように練習してみましょう。
これができてくると、両者を混ぜて発声するミックスボイス・ハーフトーンの輪郭が見えてきます。継続することでだんだん強い声を出せるようになっていきます。
ですがさっきもいいましたが最初のポイントは地声・裏声の出し方をしっかり叩き込むことです。
どちらで唄ってもいい小枝といえるようになってこそ間のミックスボイス・ハーフトーンが生かされてくるというのは意地悪な言い方でしょうか?
関連した記事…ランキング
参考にしたいヴォーカリスト…ヴォーカル
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック
おふざけボイストレーニング方法HOMEへ

実践的な発声練習内容