(音楽に使用する楽器にも数々のビブラートをかけられる楽器が存在しますが、声の場合、ビブラートのスピードや深さを自在に操れるのは非常に刺激的です)
ビブラートをかけずにノンビブラートで歌ったり、あるいは逆に過剰なまでにビブラートをかけて楽しんでみたりするのには歌を歌うときには、喉だけでコントロールしている状態ではうまくできないからです。
ビブラートを使うというボイストレーニング方法はビブラートの練習そのものよりも正しい発声方法ができるようになるように基礎的な発声練習・ボイストレーニング方法を続けると理解が早まります。
ビブラートは自らかけるかけないをコントロールできるものですが、操るための体や喉の使い方を知っていないとビブラートはうまくかけられません。
(自然にあなたの声にかかるビブラートというものもあります。こちらのビブラートは声に自然にっかるものですから聞き手にとってもよりナチュウラルなビブラートといえます)
ビブラートの種類にもいろいろあるのです。
たとえばビブラートのスピードもシンガーによってそれぞれ違います。ある歌手の歌を聴いてみると、ビプラートのスピードが少しだけ速すぎる時があります。
ビプラートのスピードが速すぎると、歌い手が神経質に興奮しすぎているように聞こえてしまいます。
それは曲によって使い分けることができるならば、激しさ、力強さを感じさせたい曲にはあえて使うことで、よりスリリングな印象を与えることができます。
音楽ジャンルでいえば、ロックやよりハードな音楽にははまることでしょう。
しかしビブラートのスピード早い歌い方は暖かみのある美しい音を声に加えることは難しいはずです。
反対にビプラートのスピードが遅すぎる場合は、あまり聞き手にいい印象を与えないかもしれません。
以前話したビブラートの周期を抑えながら状況によってビブラートのスピードを変えていくほどの自分の声を支配するテクニックを身に着けるには大変ですが、音楽は逃げませんからじっくり取り組んでみましょうね。